永遠(ﾄﾜ)に愛す ～新たな恋～
第3章 婚約者…
「良さそうな人じゃない か」
帰りのリムジン…
後部座席に並んで座る美李亜と、父・直人…
「わたしには好きな人が いるのに
他の人とデートなんて できない」
「調べたが…
ホストとは絶対に認め ないからな」
「っ！？
そんなことまでしたの っ！？
わたしは絶対に別れな いからっ！」
「まだそんなことを言っ てるのか！！
坂野上君と会うのは絶 対だっ
わかったな！
それと‥坂野上君と会 う以外は外出禁止だ
その男とは二度と会わ せないからな！」
っ！？
怒鳴る父に、美李亜は黙ってしまい目をそらすように俯いた‥‥
その後…
見張りが何人も配置され、美李亜は家から一歩も出られず部屋にこもっていた。
ベッドの上でうずくまり、生きる気力を失ったように元気がない。
シンさんに会いたい… 急に連絡とれなくなっ て‥心配してるかな… ？
もうこんな生活いや… お父さんから自由にな りたいっ‥‥
美李亜様…
電柱の天辺に立ち、遠くから豪邸を見つめるシン…
心配になって来てみれ ば…
大方‥親に監禁されて るのでしょう…
玄関の外にこれだけの 見張りがいるなら
中には結構な数が居そ うですねぇ‥‥
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