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永遠(トワ)に愛す ~新たな恋~

第3章 婚約者…

 
ドサッと‥眠りについている美李亜をベッドに寝かした涼は、自分のYシャツのボタンを外しながら口を開いた―――
 
 
 
「無抵抗の女抱くのは乗 り気しないけど…
 でも‥こんなエロい体 ほっとけないよね♪
 ついでにビデオも撮っ ちゃおうかな♪」
 
 
 
ノリノリで、ビジネスバックの中を探り出す涼… 
 
 
「まったく…
 紳士のすることじゃな いですね‥‥」
 
「っ!?」
 
 
 
突然の声に、涼は驚いてドアの方に視線を走らせると…
閉めたはずのドアが開いていて、呆れた様子で睨みつけているシンの姿があった。
 
 
 
「どっどうやって入った っ!
 鍵が掛かってたはず… 」
 
「はい‥壊しました」
 
「え゛っ!?」
 
 
 
ニコッと笑みを浮かべるシンに、涼は恐怖を感じて後ずさりした。
 
 
 
「美李亜様には手だしさ せません
 さっさと出て行って下 さい
 さもないと‥命の保証 はしませんよ」
 
 
 もしかして‥こいつが っ…
 
「出て行くのはお前だろ っ!
 俺は彼女の婚約者だぞ っ!!」
 
「そんなことをして
 なにが婚約者ですか
 少し‥懲らしめる必要 がありますね…」
 
 
 
悪い笑みを浮かべながら、ジリジリと距離を詰めていくシン…
 
 
 
「ヒィッ
 やっやめっ…
 
 
 
 ギャアアアーーーーー っっっ!!!」
 
 
 
品のない悲鳴が響き渡り…
そして朝を迎えた――― 
 
 
 
 

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