永遠(トワ)に愛す ~新たな恋~
第4章 すれ違い…そして…
「はぁーー‥‥」
すっかり日が沈み‥辺りは暗くなってきた頃…
近くの公園のベンチに座り、深いため息をついていた美李亜の姿があった。
暗くなった公園は人気がなくなっていて、車のエンジン音だけが微かに聞こえてくる‥‥
シンさん遅いなぁ~… 気分転換に公園に来て みたけど…
余計に寂しくなってき ちゃった‥‥
「彼女ひとり?」
「オレらと遊ぼうよ」
目の前に、いかにもチャラい若い男3人が現れ‥美李亜は嫌な顔をした。
「結構です
わたしにかまわないで 下さい」
「冷たいなぁ~
…おい‥押さえてろ」
「はいはい」
リーダー格のような男の合図で、2人は美李亜の両腕を掴んだ―――
「っ!?ちょっとっ…
離してっっ!!」
「俺たちの相手が終わっ たらな
すげぇエロい体♪」
嫌な笑みを浮かべながら、男は顎を強引に掴み顔を近づけた―――
「いやっ!!」
こんな男にっ‥‥
シンさんっ‥助けてっ !!!
涙を浮かべながら、ギュッと目をつぶった…その時…
何かを殴ったような音と、バタッと倒れるような音に‥美李亜は恐る恐る目を開けた‥‥
っ!?
「シンさんっ!?」
「大丈夫ですか?」
目の前にシンの姿があり、涙を浮かべながら思わずその胸に飛び込んだ。
「遅くなってすみません …
…美李亜様…
今後について大事な話 しがあります‥‥」
「え…」
っ‥‥
今後って…もしかして 別れ話しじゃ‥‥