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その次の日も‥美李亜は店に訪れていて、隣にはシンの姿もあった。
　
　
　
「また逢えて嬉しいです　」
　
「シンさんに逢いたくな　って…
　‥‥あの…
　明日‥暇でしたら…そ　の‥‥」
　
　
　
緊張して言葉に詰まってしまった美李亜に、シンは包み込むようにその手に触れた‥‥
　
　
　
「お誘いありがとうござ　います
　デートは何時からにし　ましょうか？」
　
「あ…えーと‥‥
　１０時に‥駅の前で…　」
　
「わかりました
　楽しみにしています」　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
翌日…
　
街行く女達の熱い視線を浴びながら…
白いＹシャツにジーンズ姿のシンが、約束の時間より少し前に駅の前で立ち尽くしていた。
　
　
　
　デートなんて‥りん様　とした以来ですね…
　
　…今となっては良い思　い出です‥‥
　
　
「お待たせしましたっ」　
　
　
少し遠くから走ってくる、露出の少ない清楚なワンピース姿の美李亜…
　
その姿を目にした直後‥シンは、トクンッと自分の胸が高鳴るのを感じた‥‥
　
　
　
　またです…
　美李亜様を見る度に‥　胸が締めつけられて―　――‥‥
　
「早速ですが‥どこに行　きましょう？
　希望があればどこでも　連れて行きますが…」　
「…それじゃあ―――‥　‥‥」