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身代わり妹

第3章 解禁

「美優! ちょっと来い!」

凌太に手を引かれ、当直室へと入る。


ああ、またお姉ちゃんの身代わりにエッチするんだね…

私はキツく目を閉じ、ベッドに座った。



「美優……」

優しく名前を呼ばれる。

”愛されてる”そう、思ってた。


先程までの荒々しさはなく、ゆっくりとベッドに押し倒される。

ドキドキと心臓は素直に悦ぶ。


優しく重ねられる唇も、私に向けられた凌太の想いが詰まってると思ってた……。



「美優……」

熱い吐息を吐きながら、激しくなるキス。


(……お姉ちゃんともしたのかな?)

感情を無にしよう……そう思うのに、次から次へと浮かぶ複雑な想い。


身体と共に裸にされる私の心。


弱くて、醜くて、孤独だ─────…。



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