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身代わり妹

第3章 解禁

「りょ…たっ…ああっ…」


─────もう限界。

好き……愛されたい……。


昇りつめる快楽の波に急かされるように、凌太にキツく抱き着く。



「美優…っ」

視線が絡まる。

熱に浮かされ潤む凌太の瞳には、私が映っている。

凌太の瞳に映る自分の姿に、身体中が幸せに包まれる。


「凌太…っりょ───…っ」

ビクンビクンと身体が痙攣する。

それでも離れたくなくて凌太にしがみつく。


「はぁっ…美優っ……っくう……‼︎」

動きを緩めた凌太の身体が大きく仰け反る。


「ああっ…熱いっ……」


私の中に注がれる熱いものが、凌太からの愛情だったらどんなに良かっただろう…。

貪るような凌太からの口付けに応えながら、ぼんやりとそう思っていた。


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