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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

誰か来た!


なのに高橋さんは、止めようとしない。


ちょっと!ちょっと!


「ん~!んん!」


何とか訴えるが、舌を余計絡ましてきて、黙らせ様とする。


今までこんな事なかった。
本気で、やる気なの!?


ドンドンドン!


ドアは、まだ叩かれる。


誰よ~!!


「宮脇さん!居ますか?」


あっ、西垣さん…。


「うふ…ん~!」


押し退けようとしても、手に力が入らない。


「高橋!高橋樹が、引っ越して来たんですよ!」


ゲッ!!


目を見開き、高橋さんを見ると、瞼が少し開いてある。


キョロキョロ黒目をドアに動かしてるのに、ジッ見て唇は離れない。


鍵…掛かってない!


すると


「あっ!開いてるじゃん!」


ガチャリ!


ドアが、開けられた。

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