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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

思い詰めた顔をしていたのか高橋さんがニコニコして


「人見~ん…本当にマヨピョンらぶ、なんだね…。」


「なっ!」


一気に顔が熱くなるのが分かった。


「照れなさんな!そこまでしてあげるなんて、日本男子の鑑だよ!正に漢だね!」


高橋さんに言われてるせいか、正直嬉しかった。


「いえ…自分の好きなモノを守りたいだけなんですよ…。」


「そ~?ここまで、してるの知ったらマヨピョンも惚れちゃうと思うけどなぁ~。」


「マヨピョンも…。」


一緒…西垣さんが浮かぶ…。


複雑だな…。


その時だった…ピンポ~ン!


チャイムが鳴った。


「来た、来た!」


高橋さんが嬉しそうに立ち上がり、ドアを開けると…

コンビニ袋をぶらさげ、不機嫌な顔した…宮脇さんが現れた。

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