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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

「ちょっと!何で私があんたのパシリ、しなきゃいけないのよ!」


怒鳴って、コンビニ袋を高橋さんに突き出した。


「サンキュー!宮脇ちゃんも熱々おでん一緒に食べよう~!」


「自分の部屋で食べるわよ!はい、レシート!」


「え~三人で仲良く、玉子突つこうよ!ね~人見さん!」


「えっ…人見さん…。」


どうやら、自分の存在は気付かれてなかった様だ。


「こんばんは…。」


ボソッと言って、頭を下げる。


「こんばんは~!お騒がせしちゃってごめんね!」


「あっ…いえ、こないだは本当に有難うございました…。おでん食べたかったの自分なんです。」


「へっ!そうだったんだ!なら、もっと真剣に選んだのに!」


「宮脇ちゃん…どうゆう意味…適当に選んだの?」


「さて…私は戻るわ…。」


「だ~め!一緒に食べるの!」


高橋さんは宮脇さんの襟首を掴んで引っ張った。


「きゃっ!何すんのよ!」


夫婦漫才みたいだな…。

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