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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

そして…何故か自分のコーディネートの話になってしまい、小一時間程経過した。


「あ…自分そろそろ戻ります。」


一応、チャットルームをまたチェックしておきたいし。


「じゃ、私も戻るか~。おでん代!」


「保科さんに、請求して!」


宮脇さんは、眉間に皺を寄せて。


「本気?」


「冗談ピョン!」


またか…変に意識してしまう。


「…いいわ…帰る。」


宮脇さんが、立とうとすると 


「宮脇ちゃんは、居残り~!コーディネートの打ち合わせするよ~!」


高橋さんは、腰にしがみ付いて引き留めた。


「えっ!ちょっと~人見さん見てるじゃない!」


真っ赤になってる宮脇さんを無視して


「人見~ん!今日、有難うね~!あの件は任せるピョン!」


「はい…有難うございます。こっちもやっておきますので…。」


「きゃ~!待ってぇ~。」


宮脇さんが、可哀想に思えたが、高橋さんの部屋から取り敢えず出た。

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