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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

事態の重さを解ってないマヨピョンは


『皆もマヨピョン星まで、着いてくるピョン~ピョン!』


暢気に皆も煽る。


住民は暗黙の了解で


『どこまでも行くよ~!』
『マヨピョン星は、遠いかな~!』
『やった~!お供するでござる~!』


部屋の雰囲気がおかしくならない様に盛り上げる。


マヨピョンは満足したのか、部屋を退出した。


『皆も…お疲れ様。何かあったらあっちで!』


書き込みすると


『了解!』
『かしこまり~!』


次々、別のやり取りの場に移動した。


やっぱり皆、本音は焦っている。


この一週間で、いよいよマッドが動くからだ。


手立てがなくて、皆が落ち込む。


自分は一言


『全てを任せて貰いたい。』



一言残して、急いで西垣さんの部屋に行った。

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