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そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

パアァァァ!


次の電車が到着した。


プシュゥゥ…ドアが開く。


車両に乗り込むと、数人が駆け込む様に乗って来て、押されてしまう。


「くっ…。」


何年ぶりにこんな状態の電車に、乗っただろうか。


疲れる…何でこんなに、人がいるんだ…。


基本的にインドアな自分には通勤通学ラッシュが、嫌いだった。


約一週間…。


解決するまで、続くのか…。


『面倒だ…。』


自分の中に最近眠ってた、本質が目を覚まし出す。


「駄目だ…。」


ボソッと呟くと、学生に怪訝な顔で見られた。


我慢しろ!
諦めるな!


マヨピョンが…こんな自分を変えてくれたんだから!


何があっても…守らなきゃ…。


そして…西垣さんのバイト先の駅に到着した。

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