テキストサイズ

そして僕等は絡み合う

第4章 人見 聡右の場合

「いいんですか…」


「ぜんぜ~ん!ね~保科さ~ん!」


「はい…もし宜しければご一緒に…」


「じゃあ…お言葉に甘えて…西垣さん、良いですか?」


「うん…大丈夫よ…」


そして…
自分たちは、焼き肉パティーが始まった…。


高橋さんが次々にオーダーを入れて、テーブルが置けないくらいいっぱいだ。


「さぁ~人見ん!若いんだからジャンジャンバリバリ、食っちゃいなぁ~!」


「ジャンジャン…バリバリ…ですか…」


それは…パチンコでは…?


憧れの高橋さんと一緒の割には、今日の西垣さんは大人しい…。


さっきのマッコリ発言は、何処へやら。


「西垣さん…マッコリ頼みますか?」


「あっ!いや…いいわよ…」


だけどしっかり高橋さんの耳に入り


「マッコリ~かぁ!頼んじゃお~!ほっし~ヨロシク!」


「…分かりました…」


保科さんは表情を変える事なく、マッコリを追加してくれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ