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そして…殆どの肉を保科さんが焼いてくれ、皆のタイミングを見計らってお皿に載せてくれる。


「すみません…食べてばかりで…」


申し訳なく言うと


「大丈夫です…いつも高橋がお世話になってますから」


保科さんは優しく微笑んで、また肉の追加をしてくれた。


本当にいつも、紳士的な対応をしてくれる。


高橋さんは保科さんに、平然と甘えているのが不思議だけど…。


西垣さんは相変わらず大人しく黙々と肉にサンチェを巻き付けて頬張っていた。


すると

「西垣さん…履歴書は送って頂けましたか？」


「グフッ！ゴホッ！」


保科さんが西垣さんにいきなり話を振って、驚いて喉に詰まらせている。


履歴書？

もしかして…
高橋さんの言ってたのは…この事？


チラリと見ると…


「う～ん…牛タンもう一皿食べようかなぁ～」


メニューを呑気に選んでいる。