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西垣さんをチラリと見ると


「保科さん…これ…お願いします…」


おずおずと、いつもの西垣さんらしくなく保科さんに封筒を渡していた。


「分かりました…確認して上の者と相談しますので…数日お時間下さい」


「はい…分かりました…」


あれは…何だろう…


でも、もしかしたら…
高橋さんがマヨピョンの事で待っててと言っていた事に関係あるのかもしれない…。


「じゃ！ほっしぃ～また明日～！」


高橋さんは手を振って歩き出そうとする


「高橋さん？送りますよ！」


「いいよ～！歩いてもアパート直ぐだもん！腹ごしらえに軽く運動～！あっ人見んたちは送って貰う？」


「えっ！自分たちも一緒に歩きます！」


「がっきぃ～は？」


「がっきぃ…って…私も歩きます！」


「よっしゃ～！イコイコ～！」


凄い勢いで高橋さんが歩き出す。


「わっ！待ってよ～！」


西垣さんも走り出した。


「保科さん！失礼します！」


「はい…お休みなさい」


優しく微笑む保科さんを後にして、
先に向かった二人を慌てて追いかけた。