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そして僕等は絡み合う

第5章 南野 昴の場合

「分かりました!高橋さんみたいな凄い人が、気さくに誘いに乗ってくれるだけで、俺は嬉しでっす!」


俺の熱血こもった感激の言葉に高橋さんは、ビールの缶を口に付けながら


「ちゃうちゃうちゃうよ~ちゃうちゃうよ~」


手を左右に振っている。


「あっそれ!ちゃうちゃうじゃないよ~ですよね!」


「いや~そうじゃなくて…」


俺の天然ボケに、高橋さんは楽しそうに微笑む。


男からみても爽やかな笑顔!
見習いたいものだ!


「俺、そんな大した人間でははいから~これから大した人間になれる様に修行中なのね~」


謙遜しながらも、ちゃんと人生目標も立てている様だ。


人見さんも、個人でプログラマーというのをやっているそうだが、二人とも俺より若いのにしっかりしているな!
なんて、素晴らしいんだ!


俺は久々に胸の奥に熱い物が滾ってきた。


更に、高橋さんは壁に親指を向けて


「じゃぁさぁ~今度集まる時は、女子たちも誘っちゃわない?」


何とも嬉しい提案を持ち掛けてくれた。


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