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そして僕等は絡み合う

第5章 南野 昴の場合

その声に若干違和感を覚えたが、基本楽天家の俺は着々と計画が整っていく方に興奮してくる。


「勿論ですよ!皆んなで揃って盛り上がりましょう〜!」


『うんうん!そうだよね〜。めっちゃ楽しみにしてるから。車とか必要だったら出すよ〜』


「マジっすか!それは助かります!」


参加だけじゃなく準備まで協力してくれるなんて!


高橋さんい漢気に、男の俺でも惚れそうだっ!


「じゃぁ、宮脇さんに返事が貰えたら高橋さんに伝えますね!」


『う〜ん!宜しく〜。あっ!宮脇ちゃんに予定聞く時にアパート住民だけのヒ、ミ、ツ〜って言っておいた方がいいかも』


「アパートだけの秘密っすか…。分かりました!それも何か面白いですね!」


もしかして宮脇さんの彼氏と言う人にバレないようにするためだろうか?


恋愛に鈍い俺でもその辺りは何となくに察しは付いて、上手く話を続けたつもりだった。


東さんの話では宮脇さんには彼氏がいるとのことだが、俺としては心の師匠高橋さんと上手く言って貰いたい。


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