そして僕等は絡み合う
第5章 南野 昴の場合
他のお客の目に付かないように、ブランドのフロアの隅に移動する。
「南野さん…そんなに急ぎの確認だったんですか?」
宮脇さんは店内の様子が見える向きで、俺に話しかけてきた。
「はぁ…急ぎのような…そうでもないような…」
熱血タイプの俺は、宮脇さんに会って徐々に頭が冷えてきて、先走りし過ぎたことを反省する。
「わざわざ店に来るくらい早く解決したいことがあったんじゃないんですか?それにしてもお店、良く分かりましたね〜」
急にしどろもどろになった俺に宮脇さんは明るく笑って、気持ちを解そうとしてくれた。
うぅぅぅ…。
宮脇さんもなんて良い人なんだ。
高橋さんといい、人見さんといい…
俺はあのアパートに住めて幸せだ。
宮脇さんの気遣いに胸を熱くさせながら、バーベキューのお知らせを取り出す。
「バーベキューパーティー?」
「はい!昨日男子会でアパートの皆んなで飲み会しようって話になりまして!交流も兼ねてバーベキューパーティーなんてどうかと思いまして!!」
「南野さん!しぃぃぃ〜!」
声が大きくなった俺に宮脇さんは慌てて静かにするようにと、唇に人差指を立てた。
「南野さん…そんなに急ぎの確認だったんですか?」
宮脇さんは店内の様子が見える向きで、俺に話しかけてきた。
「はぁ…急ぎのような…そうでもないような…」
熱血タイプの俺は、宮脇さんに会って徐々に頭が冷えてきて、先走りし過ぎたことを反省する。
「わざわざ店に来るくらい早く解決したいことがあったんじゃないんですか?それにしてもお店、良く分かりましたね〜」
急にしどろもどろになった俺に宮脇さんは明るく笑って、気持ちを解そうとしてくれた。
うぅぅぅ…。
宮脇さんもなんて良い人なんだ。
高橋さんといい、人見さんといい…
俺はあのアパートに住めて幸せだ。
宮脇さんの気遣いに胸を熱くさせながら、バーベキューのお知らせを取り出す。
「バーベキューパーティー?」
「はい!昨日男子会でアパートの皆んなで飲み会しようって話になりまして!交流も兼ねてバーベキューパーティーなんてどうかと思いまして!!」
「南野さん!しぃぃぃ〜!」
声が大きくなった俺に宮脇さんは慌てて静かにするようにと、唇に人差指を立てた。