そして僕等は絡み合う
第5章 南野 昴の場合
もしかして、シバタさんが…?
思わず俺もシバタさんに視線を向けてしまう。
俺の視線に気づいたのか、それともずっとこっちを見ていたのか――――
シバタさんと視線が、合ってしまった。
「じゃぁシフト確認して…南野さん?」
話を戻して話し掛けてきた宮脇さんは、俺がシバタさんと見詰め合っていることに気付くと顔を引き攣らせる。
「南野さん…ちょっと…」
「すんません…宮脇さんとシバタさんて…」
突然職場に押し掛けておいて更に不躾だと思ったが、どうしても聞いておきたかった――――
俺がこれからしようとしていることは、高橋さんと宮脇さんが結ばれるためのきっかけを作ろうとしていることだからだ。
宮脇さんは観念したようにため息を吐く。
「うん…彼氏…」
ドックゥンッ!
告げられた真実に、俺の心臓は大きく脈を打った。
そして…
高橋さんの笑顔を思い出し、目頭が熱くなってくる。
思わず俺もシバタさんに視線を向けてしまう。
俺の視線に気づいたのか、それともずっとこっちを見ていたのか――――
シバタさんと視線が、合ってしまった。
「じゃぁシフト確認して…南野さん?」
話を戻して話し掛けてきた宮脇さんは、俺がシバタさんと見詰め合っていることに気付くと顔を引き攣らせる。
「南野さん…ちょっと…」
「すんません…宮脇さんとシバタさんて…」
突然職場に押し掛けておいて更に不躾だと思ったが、どうしても聞いておきたかった――――
俺がこれからしようとしていることは、高橋さんと宮脇さんが結ばれるためのきっかけを作ろうとしていることだからだ。
宮脇さんは観念したようにため息を吐く。
「うん…彼氏…」
ドックゥンッ!
告げられた真実に、俺の心臓は大きく脈を打った。
そして…
高橋さんの笑顔を思い出し、目頭が熱くなってくる。