無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「あははは〜！ はい！」


何となく気恥ずかしくて、苦笑いしながら頭を掻く。


人見さんは西垣さんの方をチラッと見て


「会えました？」


何故か宮脇さんの名前を出さずに聞いてきた。


宮脇さんの名前は伏せた方がいいのだろうか？


野生的直感だけど、そう感じた。


「はい！ お陰様で無事に確認取れました！」


「そうですか、なら良かったです」


そう言った人見さんは口では喜んでくれているけど、何となく寂しそうに見える。


いつもの人見さんらしくない。


西垣さんが居るからだろうか？


俺も東さんの前だと、テンパるしな！！
分かるなぁ〜！
純な男心！！


勝手に憶測して、人見さんと同じ気持ちのつもりになっていると


「誰に会ったの？」


西垣さんが、要らんツッコミをしてきた。