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そして僕等は絡み合う

第5章 南野 昴の場合

東さんの黒くて大きな瞳でジッと見詰められると、お知らせなのに自分が見詰められているような気分になってきて、胸の鼓動が更に加速していく。


あぁぁ……
そんなに見詰められたら、穴が開きそうだ。


妙な気分になってくるのを隠すように、ずっと凝視している東さんに声をかけた。


「大まかなことしかまだ書いていないので、もし気になることがありましたら、24時間いつでも気軽に質問して下さい!」


東さんのためなら365日、いつでもスタンバイするぞ~!!


本気で、そう思っていた。


「ありがとうございます」


俺の情熱とは対照的に、東さんは物静かに、お知らせを見詰めている。


おぉぉっ!
予想外に興味を示してくれているぞ!

これは幸先が良いかもしれない。


心の中で、串刺しになった肉を持ってガットポーズを取ろうとした時――――


「皆さん……参加されますか?」


そう囁くように静かに――


だけどしっかりと黒い瞳を俺に向けて、東さんは聞いてきた。

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