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愛 人 契 約

第6章 秘密の契約

席にいたのは黒崎さんだった。




「…………えっ…」




驚いて挨拶もできずに立ち尽くす。




「こんばんは。日中忙しくて連絡できなかったから来ちゃったよ」




黒崎さんはニコッと微笑む。

いつもの優しい笑顔。

昨日までなら、うれしくてドキドキしていたのに……



「…どうかした?顔色が悪いみたいだけど」



黒崎さんに促されてようやく私は席に座った。

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