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愛 人 契 約

第6章 秘密の契約

「未央…」



黒崎さんの手がわたしの頬に触れて、唇が近付いてくる。



「…………だ、だめ…!」



わたしはびっくりして、黒崎さんの肩を手で押し返した。



「どうした?」

「だ、だって…運転手さんもいるし…」

「関係ない」

「でも……んっ……」



わたしの言葉はキスで遮られた。



運転手さん見てるかもしれないのに…

恥ずかしいのに、黒崎さんのキスは拒めない。



「……ぅ、んっ………」



静かな車内に舌を絡め合う音が響く。

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