僕の初恋。
第5章 ☆二人の誓い…
俺たちが付き合ってから2週間が過ぎた頃、悠人から笑顔が消えた。
理由を聞くにも、二人きりになれる時間もなく、放課後はすぐにいなくなってしまう。
どんどん…やつれていっている。
やっと二人きりになれたのは、それから一週間が過ぎた日だった。
「悠人…。なんかあったよな?」
「っ…」
何も言わずに首を振る悠人。
それを見て、俺は悠人に近づき優しく抱き締めた。
「大丈夫だよ。話してみて?」
俺が優しく耳元で囁くと、少し間があいた後、ぽつりぽつりと呟くような声で話始めた。
俺がまだ聞いたことのなかった…悠人の中学時代の話を。