テキストサイズ

「最高のエロを目指して」 BL短編集

第2章 生徒会委員長「園河 威」 ※ちょいシリアス

「嫌なんだ?」

三笠の目がキラリと光る。

「嫌、じゃ・・・ないけど」

俺は知っている。



今、嫌といったらどうなるか、なんて。


きっと、俺は恐ろしい快感に襲われるだろう。

そんなのは嫌だ。


「よし、ならけってーい! 」

三笠が笑う。


こうしてればかっこいいのにな。

ま、カメラさえ持っていなければの話だけど。

「とりあえず、 手も足も拘束してるからなー、どうする?」


「解けばいいじゃねーか」

俺がいうと、三笠が笑う。

「あはは、威はバカだなぁ。 解いて逃げられたら困るじゃん」

そういったあと、三笠は足枷だけを解いた。

「まぁでも、足枷だけは解かないと、えっちできないもんね」

足が自由になったのはいいけど、手は枷をはめられたままだ。


こんなんで、どうやってヤるんだよ……。

「とりあえず、 カメラに向かってお尻突き出してねー」

三笠は相変わらず笑っている。

は?カメラに向けるだって?

「えっ、ムッ、ムリ!」

俺は、そういってしまった。


三笠の顔から笑顔が消えた。


「さっさとケツ突き出せよ、 メスっ!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ