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「最高のエロを目指して」 BL短編集

第3章 エロアニメ愛好家「高橋 亮太」

サイン会当日になった。


「おはよーございますーっ」
「あ、おはようございますーっ」

ヲタク同士の笑顔の挨拶。

(ちなみに、これを忘れると、あとでやばい。)

そして、長い行列に並んだ。

遥か遠くには、憧れの隆明さんがいた。

……一時間後。

やっと、僕の番になった。

笑顔の隆明さんが目の前にいる。

緊張で、動悸がとまらない。

「あっ、あのっ、隆明さんの絵はとても綺麗でっ、憧れなんですっ!」

そういいながら、色紙を渡した。

隆明さんが爽やかな笑顔で、


「そうなんだ。 ありがとね、俺の絵を好いてくれて」

と返してくれた。


バクバク。

心臓の音がうるさい。
なんか、顔があつい。

そうこうしてる間に、隆明さんがサインが書かれた色紙を渡してくれた。

「ほら。 これからも俺の絵、みてね」


「あっ、ありがとうございましたっ!」

僕は、色紙を抱えて列を出た。


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