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「最高のエロを目指して」 BL短編集

第3章 エロアニメ愛好家「高橋 亮太」

サイン会の列を出て、近くのベンチにすわる。

そして、色紙のサインを眺めていた。

動悸はまだ早くて、顔があつい。

そして、色紙の端をみて、なにかが書いてあることに気づいた。



それは、鉛筆で、小さな字で書かれていた。


目を凝らして、読んでみる。



【後で、 控室にきてくれないかな?】



それは、隆明さんの文字。

「えっ、ええええー!?」

なんで、えっ! どうして?

というか、いつの間に書いたんですかっ、気づかなかったー!

とりあえず、憧れの隆明さんのお誘いは断れない。





なんだろう。

そう思いつつ、控室に向かうことにした。


関係者の方に色紙を見せると、笑顔で控室にいれてくれた。

そして、その人はこういった。

「北村さん、あなたのこと待ってたよ」

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