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「最高のエロを目指して」 BL短編集

第3章 エロアニメ愛好家「高橋 亮太」

「え、じゃ、僕、脱ぐんですか?」

「ん。 そーゆーこと」


え、いや……そりゃぁ無理ですよっ!


観察ってことは、絵に描かれるんですよねっ…。

じっと見られて、もしものもしも、勃っちゃったりしたらっ!



もうなにもできませんょぉぉ。

「分かりました……」


勝手に僕の口がOKをした。

ええっ、僕はそんなこと思ってないよっ!



「じゃ、脱いでね。 それにしても、君みたいな美形がエロゲーム好きなんて、珍しいね」




僕が脱いでいると、隆明さんはそういってきた。

「え、あ。 隆明さんの絵が好きになって……それからハマりました」


顔を赤らめながら、最後の一枚のパンツも脱ぎ、一糸纏わぬ姿となった。


自分でOKしたけど、これ…。


恥ずかしすぎるーっ! 死ぬーっ!


僕は、手で自分のムスコを隠した。

「へぇ、そーなんだ。 って、ちょっと」

僕が手で隠すのをみると、隆明さんはまた僕に近づいてきた。

「往生際悪いなぁ。 もう、さらけ出しちゃいなよ?」

と、囁いた。

そして、僕の耳にふっと吐息をかけてきた。

ビクッとなる。


僕は、耳が弱いのかもしれない。



恐る恐る隆明さんをみると、爽やかに微笑んでいた。

その微笑みに負けて、手を開けた。

そしてびっくり。

僕のムスコは空高く天井を向いていたのだ。

「え、あ……」

かぁぁっ、と顔が赤くなって行くのがわかる。





やばい、 勃った。



「あれ? 勃っちゃったか。 ま、いーや。じゃあ、スケッチするね」

隆明さんは、なにもなかったかのように、画用紙に僕のムスコを書き始めた。

それが妙にうまくて、なおさら恥ずかしい。

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