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「最高のエロを目指して」 BL短編集

第3章 エロアニメ愛好家「高橋 亮太」

え。

僕は、固まってしまった。

「あのなー、俺って絵のプロなわけ。 なのに、そんな場所をわざわざ写すわけないでしょーが」

隆明さんは、僕に近寄ってくる。

そして、また。囁いた。




「だからさ、君になんか下心があるってわけ」

なんかって……えっ!?

「てことで、今からちょっとHなことするからなー」

そういうと、隆明さんは僕の足を開けはじめた。




突然過ぎて、抵抗もできなかった。

「さっきも見たけど、本当に綺麗なアナルだなー」

隆明さんは、ひだを数えるかのように丁寧に指で撫でた。

「んっ……やめてくださいっ、隆明さん……あっん」

確かに気持ちいい。

だけどさ、恥ずかしすぎるだろーっ!

男の前で足開くとかさっ、無理すぎる!

「いい声出てるねー。 さすがエロゲーム好きなだけあって、男のツボ知ってるとか?」

そんなこといいながらも、僕が答えられないのは知っている。

こんなアナルを触られている状態で、普通にしゃべられる訳がない。

それで、隆明さんもしゃべらなくなって、二人の荒い吐息と撫でる音しか聞こえなくなった。

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