「最高のエロを目指して」 BL短編集
第5章 好奇心の腐男子「明石 辰也」
この頃、二次元のショタに飽きてきてしまった。
そろそろ、新しい刺激が欲しくなってたのだ。
「……!!」
そんなことを思いながら、パソコンをいじっていた時だ。
『腐男子必見!! ショタの画像100枚』
ってのを見つけた。
僕は、腐男子と呼べるほどの腐男子ではない。
ただ、好奇心だ。
その好奇心で、僕はクリックした。
そして、出てきたのは一人の男の子の写真だった。
恥ずかしそうに顔を赤らめながら足を開いている。
修正もされているし、顔も分からなかったけど、なにか惹かれるものがあった。
他の画像も全てがその男の子だった。
気になって、その子の全ての関連記事をみた。
全部エロ系だったが、僕はそれが気に入った。
そして、一番したの欄にはメールアドレスが貼ってあった。
「もしよければ、どうぞ」
と書かれてあった。
(いやいや、ネットにメールアドレス貼っちゃダメだろ)
僕みたいな人がそのメールアドレスにメールを送ってしまうかもしれないじゃないか。
俺は、素早くメールをうった。
「こんにちは。 とてもエロい写真ですね。 できれば会いませんか?」
どうせ、捨てメールアドレスに違いない。
そう思って、遊び半分でメールを送った。