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「最高のエロを目指して」 BL短編集

第6章 小学生「高樹 彼方」※エロ少なめ

「よしよし、ありがとう」

園田は微笑んで、俺の頭を撫でた。


「……」


俺は、なんていえばいいか分からなくて、黙ったままで園田を見上げていた。



「じゃ、俺はかえるから」



園田は、ランドセルを背負うと、そのまま手を振りながら教室から出て行ってしまった。



……。

なんだか、ちくりって胸が痛んだ。



なんではわからないけど、ちくりってした。




俺は、自分もランドセルを背負うと、急いで園田を追いかけた。



園田は、廊下を静かに歩いていた。


ちらっと見えた横顔は、にこにこと微笑んでいた。



「そのだっ……!」




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