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「最高のエロを目指して」 BL短編集

第9章 歯痒くて、もう耐えられないッ!

 終いには、観客たちにアナルを見せつけるようになっていった。

 赤く充血したそのアナルからは、アナルから太腿にかけて、淫らな液体が流れていた。ヒクヒクしていて、完全に男のペニスを求めていたが、そこを誰も慰めてはくれない。


「もっと、刺激ぃぃーっ」

「エッチなお汁、注いでよぉぉっ! 俺の中にいっぱいっ!」



 あまりのペニスの欲しさのために、彼らの脳内に理性という言葉はなくなっていた。


 沢山の人に見られながら、大きな声で淫語を発するその姿。


 しかし、彼らを慰めてくれる者は、一人もいない。
 彼らは、ただ、放置されたまま、中庭でずっと喘いていた。




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