「最高のエロを目指して」 BL短編集
第10章 先生と生徒 (下克上/焦らし)
「ふ……んっ、あぁっ、う……っ」
薄暗い教室の中。喘いでいる男が一人。先ほどまで彼はスーツをきていたはずなのだが、今は何一つ体にまとってはいない。
彼は、この学校の教師だった。いつもなら、今頃授業を始めているはず。なのに、なぜ彼はこんなところにいるのか。
それは、彼がある人物によって、教室に拘束され、開発を始められていたからだった。
「先生、元気してた?」
突然、ドアががらっとあいた。ここのドアには鍵が付けられているから、入って来る奴は一人しかいない。
「んっ、ふぅっ、…あぁっ、ん……っきさ、らぎっ…!!」
先生だったはずの男は、教室に入ってきた美少年、如月に向かって懇願の表情を向けた。
その顔は、すでに汗や涙や色々なものでぐちゃぐちゃになっている。そして、体には白い液体がまとわりついていた。
――ことが始まったのは、五分前。
教師である彼、櫻庭は、生徒会室に向かっていた。生徒会長である如月に呼び出されたためだ。
あまりに切羽詰まった口調だったから、なにか如月に危ないことでもあったのだろうか。そんな心配をしながら、櫻庭は向かっていた。恐怖心など、微塵も持たずに。
薄暗い教室の中。喘いでいる男が一人。先ほどまで彼はスーツをきていたはずなのだが、今は何一つ体にまとってはいない。
彼は、この学校の教師だった。いつもなら、今頃授業を始めているはず。なのに、なぜ彼はこんなところにいるのか。
それは、彼がある人物によって、教室に拘束され、開発を始められていたからだった。
「先生、元気してた?」
突然、ドアががらっとあいた。ここのドアには鍵が付けられているから、入って来る奴は一人しかいない。
「んっ、ふぅっ、…あぁっ、ん……っきさ、らぎっ…!!」
先生だったはずの男は、教室に入ってきた美少年、如月に向かって懇願の表情を向けた。
その顔は、すでに汗や涙や色々なものでぐちゃぐちゃになっている。そして、体には白い液体がまとわりついていた。
――ことが始まったのは、五分前。
教師である彼、櫻庭は、生徒会室に向かっていた。生徒会長である如月に呼び出されたためだ。
あまりに切羽詰まった口調だったから、なにか如月に危ないことでもあったのだろうか。そんな心配をしながら、櫻庭は向かっていた。恐怖心など、微塵も持たずに。