無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

一室に二段ベッドが二つあり四人が同じ部屋で寝ていた
全員がよく眠っており部屋に男が入ろうとも誰一人気づかない

メアリが寝息を囁かせるのは入って左の下段であり足音を忍ばせて四肢を投げ出した女に近づき、両手をついて髪の散らばった顔を見下ろした



（本当に…よく寝てる）



頬を撫でて様子を見るとそのうちメアリは目を覚まし、大声をあげそうになったが口を手で塞ぐ

お互いが確かめ、見つめ合った



「…いいですか？」



メアリが何も言わないのでアルフは手を胸にやって掴む

真剣な顔になってキスを迫る

弱々しい避け方をした女の顎を引き寄せると唇が重なり合った