イケない同棲生活
第3章 3――新居にて
「ちょっ!!どこ触ってんのよこの変態!!!」
「どこって…。どこか言って欲しいわけ?」
涼しげな顔で言い返してくんじゃないっての!!!
今、むにって…むにって胸触られた…っ
「顔真っ赤だけど?」
「~~っうるさい!」
くすくすと笑われて我慢できなくなった私が、どんっと厚い胸板をたたくも、びくともしない男。
ああ腹立つ!!
海に沈められろ!!
「こんなんで顔真っ赤にさせて、無事に朝まで迎えられんの?」
びくんっ
すると、いきなり下の方から甘い刺激が走り、思わずびくつく身体。
「熱くなってるって思うのは気のせいじゃねえよな?」
「っ」
慌てて口を手で覆い、ぶんぶんと顔を横に振る。
彼の長い指が肌をつたったとき、思わず声がでそうになったのだ。
「なあ、嘘はいけねーんじゃねぇの?」
「ぁ…っ、」
そして、太股を舐めるように伝っていたその指が、熱くなっていた私のアソコに到達して、と息のような声が口から零れた。
やめて。そう言いたくても、乱れてくる呼吸のせいで声が出ない…。