イケない同棲生活
第6章 犯人追跡?
くちゅ…ッ
「ひゃぁッ」
「キスしただけでこんなんなってんだ?」
指をパンツの上からなぞり、焦らすように弱い力で擦られる。
そこは言うもがな、すでにびしょびしょとなっていた。
意地悪い真弘は、そうやってからかうけれど…。
くちょ…ッくちゅ…
「ん…はぁッ」
早く、欲しいと思う。
そんな焦らしなんていらない。
ただどうしようもなく、彼が欲しい。
全部が彼を求めてる。
彼の指先に乱されながら、震える手を彼に伸ばす。
「は…ッあぁ…」
そして、彼のネクタイを解き、ボタンを外してゆく。
全部を外し終えると、真弘の固い胸板が見え隠れして。
ビクッ
「、楓?」
その胸板に、そっとキスをした。
驚いた顔の真弘が、ぴたりと手を止めて私を凝視した。
―――…人肌はどんなものより温かいって、あんた言ってたよね。
なら、早く教えてよ。
人肌が重なりあうと、どんなに熱くなるのか。
「真弘」
教えて。
「セックス、しよ?」
なんで私、こんなにもアンタを求めてるの?