
愛の国
第2章 はじめまして
「でも、手伝うって言ってもなにしたらいいかわからないわ。
あなたは私になにして欲しいの?」
「隣の国のファリア国のに豊富に生えているヴィオの花の蜜を与えることでこの森は再びすばらしい森になるのです。
どうかファリア国の王子に分けてもらうことを頼んでは頂けませんか?」
アリアはファリア国の王子を知らないのであった。
これは、自国を愛しすげるが故の欠点なのであった。
しかしこの国の大自然を見捨てる訳にいかないということが
アリアの使命感として生まれたのであった。
「わかったわ。
頼んでみるわ。」
