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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

「あ」

「っ何?!」

「危うく流されるところだった!!蹴り禁止!!パンツ見せんなよ」

「う……ん、ごめん」


見せたくて蹴ったわけじゃないんだけど、どうもいつものノリで……ね?

逞を見ると少し考える様な表情をしたのち、逞は首をかしげて言った。


「国って、マゾか?」

「はい?!」

「ミラに蹴られて喜んでたじゃん?」

「んーー、喜んでたって言うより、笑って悪態を取り消した感じ?!つーか、私を男って言ったのに、タクは怒らないの?」

「今更でしょう?」

「じゃ、タクは男と付き合う『ゲイ』って言う認識でいいの?」

「それは嫌、ミラと付き合うモノ好きがいい」

「モノ好きって!!」

「しー!!声でかい」


逞は私をからかって楽しんでいた。
逞が笑うから私も笑う。日々好きが大きくなる私は、しっかりとセカンドラブの実がなっている。

付き合って笑い合える事がこんなに幸せだったのかと胸がキュンと締め付けられる。

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