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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

翌朝……メール!!
来てないし!!

何かあったのかなぁ…

そうは思っても、メールくらい……送れるでしょう?
って言うか、電話するって言ったのタクだし!!


「……ねぇ?女の子なんだから、もう少し上品に食べなさいよ」

「……この朝食ででしょうか?」


納豆にご飯にお味噌汁

これをお上品に美味しく食べる人がいたら会ってみたい。

しっかり糸をひかせた納豆を口の中にかき込む私は、気にせず自分の美味しい食べ方をする。


急いで家を出て、駅でタクに文句を言ってやろうと思ったのだ。


「言って来まーす!!」

「っほんと、慌ただしいんだから!!誰に似たんだろう」

「おかーさんだよー!!」


出かけ間際の母のそっくり!!
自分でも笑っちゃうほど。

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