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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

改札を抜けるといつもの集合場所。


「ミラ」


いつもより早く来たのに……既にタクが居た。

私は怒っている!!

余りにも普通に私を見つけたタクが、いつもの様に笑顔で迎えるから。


「おはよう……ミラ?」


「……おはようじゃねぇ!!」


「うっ……暴力、反対!!」


思いっきり腹にパンチを入れたら、タクがお腹を抱えてかがんだ。

あれ?!


「うっそ、ごめん」


ビックリした私はタクを覗き込んでみると、タクはニヤッと笑った。

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