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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

「おいおい、朝っぱらからデカイ男3人で、道塞ぐなよ。邪魔。」



振り返れば、そこに190cm超えの大男国重(通称:国)がいた。

仁王立ち…
余計にデカく見えるし。



「お前が一番デカイんだろ!!」



と、3人で声を揃えた。

結局、仲はイイ。
目を合わせて笑い合うと、ふと思い出す。


『デカイ男3人』って…私もか?!



「…誰が男だ!!」


「今頃それかよ?!」



蹴りを入れると、一応ガードしながら国重は笑っていた。

何だかんだ言いながらも、国重の後押しお陰で逞に飛び込んで行けた部分もあるので、今の幸せに少なからず貢献している……はずだ。

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