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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

「何を楽しそうにしてるんだい?」


私がそう言って席に戻る。


「お帰りー!未来ちゃんの話してたの」


すみれがそう言って笑うから、私はすみれの隣に座った。


「私の何を?」

「ミラが授業中に居眠りして、先生に教科書で叩かれた話とか」


……すみれってば、何をチクってやがるんだ!!


「中学と大差ないな?」

「私にも色々あるんだよ!!さぁ、勉強、勉強!!」

「分が悪いからって勉強に逃げんなよ」


逞は意地悪そうにそう言って笑うから、私は苦笑した。

しかも、それは今日の話。
お昼食べた後の5時限目が歴史の授業で、あの先生の声のトーンが一定過ぎて眠くなるのだ。

耐え切れなかった私はオチた。

とっても気持ちが良かったが、その代償は教科書の角という痛いお仕置きとなったんだけど。

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