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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

「もしもし?」

『今どこ?タクは?』

「……一緒だけど?」

『テスト勉強見て』

「やっぱり」

『はぁ?何、やっぱりって』

「今すみれちゃんも一緒に勉強してるから、学校の最寄り駅」

『すみれちゃんも?……はっ、バカ!!邪魔すん……』


電話越しに騒がしくなっていて、携帯を耳から離すと逞とすみれが私を不思議そうに見ていた。


「なんか……変」


私はその携帯を逞に渡すと、逞と電話を代わった。

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