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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

「もしも……ん?一緒だけど。……今?学校の最寄り駅の前のファーストフード店……」


逞がそう言うと、首を傾げながら電話を切って私に渡してきた。


「なんだったの?」

「駆達も一緒だったみたい。オレが出た時は駆だったよ。すみれちゃんいるなら行くって、電話切られた」


マジか。
まぁかなり会いたがってたしね。

これじゃ勉強どころじゃなくなるな。


私が苦笑すると、逞は腕をまくり気合を入れていた。


「よし、タイムリミット30分だ!!気合い入れるよ!」


そう言うから私も深く頷き腕をまくった。

どうやらそれが面白かったのか、すみれはツボって笑い出した。

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