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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

ふと、私の視線に気が付いた逞が首を傾げて微笑んだ。


何も言ってこないけど、ちゃんと伝わってる気がするから、言葉にはしないよ?


好きだよってね。


「さぁー、続き続き!!」


そう言って再開した勉強会は、学校の授業よりも集中出来て頭にも入る。

幼馴染揃って逞に勉強を見てもらいたくなる理由はこれだ。

普段バカばっかやってるけど、テスト前の『タク先生』の授業は半端なく真面目で、教わる生徒(幼馴染)もこの時ばかりは真剣だったりもする。

今日だって、本来なら真面目な勉強会になるんだろうけど、すみれ目当ての駆が来たらそうも行かないと思う。

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