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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

「いたぁぁぁぁああ!!」


突然響いた大きな声に、びっくりした私は握っていたシャープペンを投げ飛ばしてしまい、逞のノートの上に落ちた。

そして、すみれもびっくりしたのだろう。

手が滑ったのかノートにビーっと線が書かれていた。


振り返れば、駆がまるで人懐っこい柴犬のように…


「びっくりした」


尻尾が生えてるんじゃないか?
ものすごい笑顔で、店に入って来てテーブルに手をついた。


「ミラちゃんちょっとどいて」


きて早々それか?!

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