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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

仕方が無いと思って、逞が苦笑しながら渡すシャープペンを受け取ってペンケースにしまおうとすると、駆はそれも待ちきれない様に私の肩を掴み上げていた。


「ミラ!!」


逞の声に何が起きたのか理解できず、顔面を打ち付けた。


「痛っ」

「ミラちゃん大丈夫?」


どうやら私は駆に引っ張り投げられ、通り過ぎようとした国重の背中に顔面を打ち付けたのだ。
そして、その横にいた久登が私を心配そうに覗き込んでいたのだ。

そして、親雅はと言うと

ちゃっかり逞の隣を陣取って、私に向かってしたり顔で笑っていた。

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