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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

そんな私の肩に腕を回す中村が、ほぼ強制的に空いている席に誘導するから仕方なく荷物を持って移動した。


「みんなで来たんだ?」

「あぁ、ちょうどホームで降りたところだったから。腹減ったからなんか買ってくるけど、なんか食う?」


勇信がさらりと男前発言をするから、ごくんと唾を飲み込んだ。


「バカ勇信、ミラに奢ると金なくなるぞ!」

「どういう意味だ!!」


国重のツッコミにテーブルのしたからスネ蹴りを入れてやった。

そりゃね、よく食べるけど……そこまで勇信の優しさに付け込まないってば。


「ハンバーガー1つなら奢ってやる。バイト代入ったし」

「勇信優しー!!」

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