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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

「ミラー?勉強してんのー?」


逞の声にはっとした。

向こうのテーブルには、進んでいるのかはまた別として、教科書やノートが出ているが、私達のテーブルと言えば食い散らかした残骸ばかり。


逞と目を合わせると『ヤッパリ』と言っているような目で頬杖ついて私を見ているから、唇をとんがらせた。


大体、逞が親雅を隣に座らせて私をそこの中に入れてくれないのが悪いんだ!!


「これからする」

「絶対嘘だ」

「するもん!!」

「じゃ、これからカラオケ行こうって話出てるけど、ミラは行かないの?」


意地悪くそう言った逞の話に返事をするのは私の席にいる幼馴染's。


「行く行く!!」


声が揃って、合唱部なら最高得点だろうというくらい。相乗効果で大音量が店内に響くから恥ずかしくなる。


「私だけ仲間はずれにするんじゃねぇ!!」

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