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恋のハードル高し!!(に)

第2章 信頼

考えてみれば、親雅が普通に接してくれるから保ててる仲なのかもしれないけど。


「俺とミラは仲良いよ?喧嘩はスキンシップだ」


そう言った親雅が私の肩に腕を回しピースサインをするから、思わず吹き出してしまった。


「どんなスキンシップだよ」


みんながそうツッコむと親雅はちょっとムッとしていたが、私と親雅のスキンシップは本当にそうなんだと思う。

素直になれなかった時も今も。


「喧嘩するほど仲がいいってことだよな?ミラ」


そうフォローに入った逞に腕を引かれ、親雅と引き剥がされた。


「ちゃっかり手を繋いでいちゃつくな!!」

「チカだって勝手に肩組むなよ」


ちょっとはヤキモチを妬いてくれたらしい逞に、親雅が笑って文句を言うのもなんだかくすぐったい。

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